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実務者研修成り立ちの背景(厚生労働省)

実務者研修の成り立ちは?

[社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律(平成19年法律第125号)]により、 資質向上を図る観点から国家資格である「介護福祉士」の受験資格・資格取得ルートが大きく変更され、 新しい資格である「実務者研修」が生まれました。

改正前は「ホームヘルパー2級」、「ホームヘルパー1級」、「介護職員基礎研修」など、様々な研修や資格が混在し、 国家資格である「介護福祉士」になるための養成体系が複雑で十分な仕組みがなく、進むべきルート(キャリアパス)が分かりづらい状況でした。 介護人材を安定的に確保し、介護現場を魅力ある職場にするためにも、介護の世界で生涯働き続けることができるという展望を持てるような キャリアパスを整備していく事が重要な課題であるとの考えから、今回の改正に至り、新しく「実務者研修」が設けられたのです。

また、実際の介護の現場でも、介護報酬(介護保険が適用される介護サービスにおいて、 そのサービスを提供した事業所・施設に対価として支払われる報酬)で「介護福祉士」の人員配置を評価する傾向が強まっています。
介護施設・事業所のサービス現場においては、ホームヘルパー2級等の資格を持つ職員が、国家資格である「介護福祉士」へとステップアップすることが最重要課題になっているのです。

具体的にどう変わったの?

具体的な見直しの内容は、「ホームヘルパー2級」が平成25年度から「介護職員初任者研修」へ移行し、 「ホームヘルパー1級」及び「介護職員基礎研修」が平成25年度より「実務者研修」に集約されました。
なお、平成25年3月末時点において未修了となった方のために経過措置が1年設けられますが、 養成研修制度としての「ホームヘルパー2級」、「ホームヘルパー1級」、「介護職員基礎研修」は平成24年度末を持って廃止されました。
ただし、それらの修了資格に基づき介護業務に従事することは、今後も可能です。

新しいキャリアパスは、 1.【介護職員初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)】 ⇒ 2.【実務者研修(旧 ホームヘルパー1級、介護職員初任者研修)】 ⇒ 3.【介護福祉士】 ⇒ 4.1)【ケアマネジャー】、2)【認定介護福祉士(仮称)】となります。

「介護福祉士」を受験する際のメリットは?

「介護福祉士」を取得するために、[社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律(平成19年法律第125号)] により、資質向上を図る観点から「介護福祉士」の受験資格・資格取得ルートが大きく変更され、 一定の教育プロセスを経た後、必ず国家試験を受験し合格することを必須としました。(施行は2016年度から。)
更に、2016年度から国家試験の受験資格に、現状の3年以上の実務経験に加えて「実務者研修(450時間)」の 受講が義務付けられることも決定しました。
「介護福祉士」を取得するにあたり、受験資格が引き上げられ、養成施設からの無試験ルートも廃止されることで、 難易度は高まったイメージがありますが、「実務者研修」修了者は2013 年1月以降の「介護福祉士」国家試験のうち、 実技試験が免除され、「介護福祉士」資格取得後に「喀痰吸引等研修」を受講する必要がなくなるなどのメリットもあります。